おもいでのうつわー淡路島ー
With a Precious MemoryーAwaji-Shima―
■淡路島の土と、砂浜の砂
ふるさと淡路島の淡いオレンジ色の大地と砂浜(厚浜)、植物性プランクトンが豊富なエメラルドグリーンの海、その景色をモチーフに創作。
器胎には実家の土と砂を使い、焼き物としての資質が足りない部分は他の土で補強。
焼き色でオレンジのビーチ、砂を撒いて浜の質感を表現した。
■ふるさと淡路島
私は淡路島で生まれ育ちました。
18歳で上京し、人生の大半を東京で過ごしてきた私にとって、遠く離れた生まれ故郷です。
しかし、いつも心の中には淡路の大地、海、砂浜、その風景があります。
阪神淡路大震災で生家がなくなり、今では土地が残っているだけ。
都会で暮らすうちに郷愁が強くなり、また、いずれ家の土地を手放さざるをえないことから、生家の土やよく遊んだ砂浜の砂で、故郷の景色をモチーフにした器を作ろうと考えました。
■モチーフ画像の出典: https://plaza.rakuten.co.jp/minamiawajirh/diary/201705160001/