[公開日]2017/09/14[最終更新日]2017/11/25
陶芸家中野拓が太陽をモチーフに創作した器 彩泥ゴールドラスター colored slip ware luster pottery ceramic art Solar Sun Prominence-inspired created by a ceramist Taku Nakano

太陽 紅炎【Solar Prominence】彩泥ゴールドラスター Goblet  3

迸る無数の紅炎龍、太陽を駆け巡る

Infinite Dragons of a Solar Prominence spurt and run around the Sun

■彩泥ゴールドラスター

プロミネンス(太陽紅炎)は、太陽表面から出た磁力線に沿ってコロナの中に持ち上げられ、アーチ状に飛び出した巨大な火炎。アーチの中を地球が簡単にくぐることができる。温度は意外と低く10000度。この物体をモチーフに紅い炎が螺旋状に渦巻くデザインで創作。器内や高台に彩泥を描き、器面は焼いて裂を作りプロミネンスを描いた。表面は純金を焼き付け、紅い線はセレン化合物で染色した。内側から膨張するウネリとエネルギーを表現するのが面白く、また難しかった。

■太陽【Sun】

太陽は私達が住む地球を含む太陽系の物理的中心。半径は約70万kmであり地球の約109倍に相当、質量は地球の約33万倍。太陽系の全質量の99.86%を占め、太陽系の全天体に重力の影響を与える。表面温度は6000度、中心核は15000度に達する。推測年齢は約46億年で、中心部に存在する水素の50%程度を熱核融合で使用し、主系列星として存在できる期間の半分を経過しているものと考えられている。

■暮らしに生ける太陽神話

太古の時代から、太陽を人格として捉えた太陽神は世界の多くの神話・伝承などで最高神などとして描かれることが多い。昼夜を分け世界を統治する男性神でもあれば、植物を育て恵みを与える女性神として考えられることもあった。月とともに普遍的な太陽神についての誕生や成立に関する説話は世界各地にある。日本では現在でも「お日さま」「お月さま」などのように身近に畏敬の念を持たれ人々の暮らしにも馴染んでいる。

Size

H:150mm W:80mm
販売価格 : 108,000円