■彩泥ゴールドラスター

■太陽圏電流シート【heliospheric current sheet】

太陽の磁場の磁極が北向きから南向きに変わる太陽系の表面。太陽圏内で赤道面上に広がっており、電流シートの形は、太陽の回転する磁場の影響の結果。シートの中には、弱電流が流れており、シートの厚さは約10,000㎞である。

■バレリーナ【ballerina】

太陽が自転すると、その磁場は、アルキメデスの螺旋の一種であり、発見者ユージン・ニューマン・パーカーにちなんで名付けられた「パーカー・スパイラル」の形に捻れる（HCS）。パーカー・スパイラル型の磁場は、Schattenによって考案された数学モデルに従い、電流シートによって２つに分割される。螺旋磁場の極が変わると、バレリーナのスカートに似た、波打った螺旋の形にゆがむ。「シートを伴った太陽は、捲れ上がったスカートを何度も直そうとする内気なバレリーナに似ている」とも言われる。

■太陽【Sun】
太陽は私達が住む地球を含む太陽系の物理的中心。半径は約70万kmであり地球の約109倍に相当、質量は地球の約33万倍。太陽系の全質量の99.86%を占め、太陽系の全天体に重力の影響を与える。表面温度は6000度、中心核は15000度に達する。推測年齢は約46億年で、中心部に存在する水素の50%程度を熱核融合で使用し、主系列星として存在できる期間の半分を経過しているものと考えられている。

■暮らしに生ける太陽神話

太古の時代から、太陽を人格として捉えた太陽神は世界の多くの神話・伝承などで最高神などとして描かれることが多い。昼夜を分け世界を統治する男性神でもあれば、植物を育て恵みを与える女性神として考えられることもあった。月とともに普遍的な太陽神についての誕生や成立に関する説話は世界各地にある。日本では現在でも「お日さま」「お月さま」などのように身近に畏敬の念を持たれ人々の暮らしにも馴染んでいる。

■モチーフ画像の出典：https://www.youtube.com/watch?v=134Cw5ESnYA